日本理化学協会会長        
オンライン大会運営委員長 関  俊秀

 令和3年度の全国理科教育大会・第92回日本理化学協会総会は,当初予定されていた熊本県での開催は中止といたします。ここまで,大会の実施に向けて準備されてきた九州ブロック・熊本県の先生方に対し多大なる謝意を表するとともに,ぜひ今後の大会に活かしていただければと考えています。

 新型コロナウイルス感染症の影響は社会に大きな変化を及ぼしました。いまだ衰えぬウイルスの脅威もさることながら,人と人とが直接触れ合う機会が奪われ,学校における教育活動も大きな変化を求められました。各校でも校内ICT環境の整備やオンラインによる授業や動画の配信など対応に追われましたが,皆様のご尽力により,生徒・児童の学習機会の確保や学力向上,教育活動の継続が図られたと感じております。

 本協会としては,理科教育に携わる先生方一人ひとりのすばらしい取組を論文等で発表いただき,全国の先生方と共有できる機会を失いたくないと考え検討を重ねた結果,今年度はオンラインビデオ会議システムを使用したオンライン上での大会として開催することにいたしました。オンラインという特性を踏まえ,今年度のみ,本部による大会運営を行わせていただきます。

 平成30年3月に高等学校における新学習指導要領が示され,いよいよ来年度から年次進行で本格実施となります。改めて改定のポイントである「知・徳・体にわたる『生きる力』を子供たちに育むため,『何のために学ぶのか』という学習の意義を共有しながら,授業の創意工夫や教科書等の教材の改善を引き出していけるよう,①知識及び技能,②思考力,判断力,表現力等,③学びに向かう力,人間性等の3つの柱で再整理する」を意識されてください。そして,理科教育においても「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善が必要。特に,生徒が各教科・科目等の特質に応じた見方・考え方を働かせながら,知識を相互に関連付けてより深く理解したり,情報を精査して考えを形成したり,問題を見いだして解決策を考えたり,思いや考えをもとに創造したりすることに向かう過程を重視した学習の充実が必要」である点を踏まえ,各校で教育活動を推進していかなければなりません。

 今大会では,熊本大会で実施しようと考えていた「研究協議」を「A」と「B」に分け,「授業づくり」を主題とした研究協議を行うとともに,記念講演もパネルディスカッション方式を予定し入念に準備を進めております。今大会にご参加いただき,より良い授業づくりのための意見交換とともに、各校の新学習指導要領に基づく教育活動の展開の知見を得ていただければと思います。

 コロナ禍での新たな挑戦になりますが,是非,全国の多くの会員の皆様の参加を心よりお待ちしております。

共催日本理化学協会・工学院大学
後援
(予定を含む)
文部科学省 全国都道府県教育委員会連合会 全国市町村教育委員会連合会
日本理科教育振興協会 日本物理教育学会 (公社)日本化学会 日本生物教育会
日本地学教育学会 全国小学校理科研究協議会 全国中学校理科教育研究会 日本教育公務員弘済会
期日令和3年(2021年)8月10日(火),11日(水)
会場オンライン発信本部 工学院大学(東京都新宿区西新宿1丁目24−2)
大会事務局運営委員長 埼玉県立松山女子高等学校  校 長  関 俊秀
運営副委員長 東京都立板橋高等学校  校 長  西島 宏和
運営副委員長 東京都立府中工業高等学校  校 長  古川 直浩
運営副委員長 東京都立桐ヶ丘高等学校  副校長  塩崎 智之
運営副委員長 東京都立小平西高等学校  副校長  室岡 誠一
運営副委員長 東京都立富士高等学校  副校長  上村 礼子
運営副委員長 東京都立多摩科学技術高等学校  指導教諭   田中 義靖
運営副委員長 東京都立町田高等学校  主任教諭  永露 浩明
事務局長 東京都立清瀬高等学校  主任教諭  岩渕 寛
副事務局長 東京都立翔陽高等学校   主任教諭 小松原 禎之